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西鶴『誹諧独吟一日千句』研究と註解 /中嶋隆(国文学)

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≪商品情報≫

著者名:中嶋隆(国文学)
出版社名:文学通信
発行年月:2023年02月
判型:A5
ISBN:9784909658982


≪内容情報≫

西鶴の俳諧はあたかも絵画における習作デッサンのように、小説の場面に転化しうるような無数のコンテクストがイメージされる――。

延宝三年、中世以前にはない量とスピードという江戸時代の商品流通に伴った、新しい価値観のなか生まれた『誹諧独吟一日千句(はいかいどくぎんいちにちせんく)』。その時代と、発想の世界を研究と註解で縦横無尽に読み解き、解き明かす。



底本は野間光辰校注『定本西鶴全集』十巻(中央公論社、1954年)を用い、『天理図書館善本叢書39 談林俳諧集』(八木書店、1978年)所収の影印を参照。【句意】【注】【付合】【鑑賞】で丁寧に読み解く。



【コンテクストの複綜が、西鶴の俳諧と浮世草子とに共通すると先に述べたが、西鶴の想像力は前句から喚起される一場面にまず集中し、そこから詞をつむぎだす句作が始まる。あたかも絵画における習作デッサンのように、小説の場面に転化しうるような無数のコンテクストがイメージされる点に、西鶴の俳諧の特徴があった。】……「研究編」より

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