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くらしが変えるお金の意味 アフリカと日本の地方にみる人びとの営み /杉山祐子 小川了 阪本公美子

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≪商品情報≫

著者名:杉山祐子、小川了、阪本公美子
出版社名:弘前大学出版会
発行年月:2026年03月
判型:A5
ISBN:9784910425207


≪内容情報≫

市場経済化が進む中でアフリカ農村の人びとは、お金に経済取引とは別の意味を与えて食物の分かちあいと相互扶助のネットワークに埋め込み、少ないお金でくらしを安定させる技法を錬りあげた。お金の取引で知りあう相手と親しさを育み、お金を介さず助けあう関係を発達させる。それを機に外の技術を取り込み、共同で新しい活動を生みだしていく。お金をめぐる実践のこうした特徴は、日本の地方農村でも他者との新たな関わりから生まれる試みにつながっている。アフリカと日本の地方における綿密なフィールドワークをもとにしたユニークな本書は、それぞれの地域での実践に焦点をあて、市場経済の論理との距離を保つ営みを活写する。アフリカや日本の地方の現在に関心をもつ学生・研究者、ひとが共にあることの意味を考える一般の読者に勧めたい一冊。

<編集者イチオシ!>
現金経済がアフリカの農村に移植されたときに、それが地域の歴史・文化・習慣の中でどのような変容を遂げ、どのように「お金」が新たな意味を獲得していくのか - この興味あるテーマに本書は果敢に取り組みます。第一部から第三部まではアフリカについての論考であり、第四部において、日本の「小商い」におけるお金の意味と使い方にアフリカのそれとの類似性を見出します。アフリカの人々の紡ぎ出した生活の知恵を、人と人、人と自然環境を結びつけるための文化的な資源と見なすことができるならば、資源と自然の有限性が指摘される現代社会の中であっても、私たちはモノの大量消費とは異なる“豊かさ”を享受することができるかもしれません。
本書はまた、アフリカの様々な国や地域をフィールドとする執筆者たちが、研究者であると同時にひとりの人間として異文化の中に入って行ったときの驚き、戸惑い、感動の記録としても読みごたえのある本となっています。

現地の様子をとらえた臨場感あふれる写真を多数掲載。

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