ロッソ プロヴィンシア ディ ヴェローナ 2021 トッレ ドルティ 赤ワイン イタリア

ロッソ プロヴィンシア ディ ヴェローナ 2021 トッレ ドルティ 赤ワイン イタリア

Rosso Provincia di Verona [2021] Torre D'orti

トッレ・ドルティは、サン・マルティン・ブオンアルベルゴにある、マルチェッリーゼに近い丘の地区の名称で、かつては防塞のための監視塔が建てられ、その後はオリーヴや葡萄や穀物の畑として使われました。

その土地をピオーナ家が買い取り、ヴァルポリチェッラを造るために葡萄を植え、歴史ある名前を葡萄園の名としました。土地は標高315mにある急斜面で、全部で18ha。その内、葡萄畑は8haで、残り10haは森になっています。

「ガンベロ・ロッソ2010」で『今年のエノロジスト』に選ばれたロベルト・フェッラリーニが、2ヶ月毎に来て、ブレンドなどのコンサルタントをしています。丸みを持ったアールデコ調のラベルの絵は、リクエストして、叔母に描いてもらったものです。

ロッソ・プロヴィンシア・ディ・ヴェローナ 2021年 トッレ・ドルティ

コルヴィーナとロンディネッラは、ヴェローナ地区の典型的な葡萄で、ワインにかすかなスパイスやチェリーを思わせるアロマを与えます。全体の15％をほかのワインを加えてもよいというルールを守りながら、伝統的なリパッソのテクニックを使っています。

10月初旬に出来たコルヴィーナとロンディネッロから造られた若いヴァルポリチェッラを、ファイアル(I-308)を抜いた果皮に入れ、6～24時間スキンコンタクト。それをプレスします。スキンコンタクトしても糖分がないので、発酵はしません。古いバリックとステンレスタンクで4ヶ月熟成。その後ブレンドして、同様の熟成を3回繰り返し、計12ヶ月間熟成させます。

輝きのある深い赤。濃いが、フレッシュな輝きのある赤色。コルヴィーナの持つチェリーとメルローのベリー系の香りが混ざり合い、口に含むと非常に力強く、バランスがとれています。

2010年が、「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2012」で一ツ星、「ドゥエミラヴィーニ2012」で三ツ房、「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2012」で86点、「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ2013」で二ツ星、「エスプレッソ イ ヴィーニ イタリア2012」で13.5点。