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呼吸器ジャーナル Vol.71 No. /宮下修行
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≪商品情報≫
著者名:宮下修行
出版社名:医学書院
発行年月:2023年11月
判型:A4
ISBN:9784260029216
≪内容情報≫
<企画者より>
呼吸器感染症領域での最大のトピックスは、2019年に突如出現したSARS-CoV-2で、この短期間で世界の研究者の英知がCOVID-19を制圧しつつある。際だったのは、ワクチンと抗ウイルス薬の開発スピードで、2023年5月8日からの5類への移行の大きな要因となった。さらに、病態に基づく治療戦略が確立され、理論的な戦略が日常診療で実践されてきた。本特集号では、日常診療で難渋している疾患の「病態理論に基づく治療戦略」をまとめていただき、疑問解決のための一助となることを一番の目的とした。
現在はポスト・コロナ診療に移行しつつあるが、新たなパンデミックに備えなければならない。今回のパンデミックで学んだ教訓を次のパンデミックに生かす必要がある。中でも既存薬の応用は、トライ&エラーが繰り返され、ヒドロキシクロロキンやイベルメクチンなど、臨床的に無効な薬剤が使用されていた事実を忘れてはならない。本特集号ではCOVID-19治療薬に関するup to dateとともに、COVID-19に随伴または鑑別困難であった疾患に焦点をあてた。
感染症領域では、新型コロナウイルス出現前は薬剤耐性(AMR)対策が大きな柱であったが、ポスト・コロナ時代も引き続き重要な課題である。AMR対策に即した実践的な抗菌薬使用法も参考にしていただきたい。さらに補助療法(免疫療法)は、今回のパンデミックでも大きくクローズアップされた。中でもステロイドは呼吸器感染症領域に欠かせない治療法で、現時点での位置づけについて明確にした。
呼吸器感染症領域の2大ガイドラインは、「成人肺炎診療ガイドライン」と「気道感染症適正抗菌薬使用の考え方」である。両方ともAMR対策を基本に新たに改訂されたばかりで、エビデンスに則った治療選択となっている。肺炎診療ガイドラインは、1998年に作成が開始され、今年で四半世紀が経過した。作成当初は、日本でのエビデンスがなく、欧米のガイドラインに即した内容となった。しかし、この25年間で日本での研究成果が集積され、日本でのエビデンスを中心に系統的レビューとメタ解析を実施するまでに成長した。呼吸器感染症の主な治療戦略は、抗菌薬であるものの、実地医療で最も苦労するのが繰り返す誤嚥性肺炎である。高齢社会のわが国では、患者の意思を尊重した治療方針も重要となり、advanced care planningも進めていかなければならず、課題は山積している。また、エビデンスの十分でない領域もあり、課題を明確にして臨床研究を推進する必要がある。本特集号は、実践的で、かつ今後重要とされる項目を取り上げ、各分野のエキスパートの先生方に解説をお願いした。実臨床でお役に立てる内容と自負している。
著者名:宮下修行
出版社名:医学書院
発行年月:2023年11月
判型:A4
ISBN:9784260029216
≪内容情報≫
<企画者より>
呼吸器感染症領域での最大のトピックスは、2019年に突如出現したSARS-CoV-2で、この短期間で世界の研究者の英知がCOVID-19を制圧しつつある。際だったのは、ワクチンと抗ウイルス薬の開発スピードで、2023年5月8日からの5類への移行の大きな要因となった。さらに、病態に基づく治療戦略が確立され、理論的な戦略が日常診療で実践されてきた。本特集号では、日常診療で難渋している疾患の「病態理論に基づく治療戦略」をまとめていただき、疑問解決のための一助となることを一番の目的とした。
現在はポスト・コロナ診療に移行しつつあるが、新たなパンデミックに備えなければならない。今回のパンデミックで学んだ教訓を次のパンデミックに生かす必要がある。中でも既存薬の応用は、トライ&エラーが繰り返され、ヒドロキシクロロキンやイベルメクチンなど、臨床的に無効な薬剤が使用されていた事実を忘れてはならない。本特集号ではCOVID-19治療薬に関するup to dateとともに、COVID-19に随伴または鑑別困難であった疾患に焦点をあてた。
感染症領域では、新型コロナウイルス出現前は薬剤耐性(AMR)対策が大きな柱であったが、ポスト・コロナ時代も引き続き重要な課題である。AMR対策に即した実践的な抗菌薬使用法も参考にしていただきたい。さらに補助療法(免疫療法)は、今回のパンデミックでも大きくクローズアップされた。中でもステロイドは呼吸器感染症領域に欠かせない治療法で、現時点での位置づけについて明確にした。
呼吸器感染症領域の2大ガイドラインは、「成人肺炎診療ガイドライン」と「気道感染症適正抗菌薬使用の考え方」である。両方ともAMR対策を基本に新たに改訂されたばかりで、エビデンスに則った治療選択となっている。肺炎診療ガイドラインは、1998年に作成が開始され、今年で四半世紀が経過した。作成当初は、日本でのエビデンスがなく、欧米のガイドラインに即した内容となった。しかし、この25年間で日本での研究成果が集積され、日本でのエビデンスを中心に系統的レビューとメタ解析を実施するまでに成長した。呼吸器感染症の主な治療戦略は、抗菌薬であるものの、実地医療で最も苦労するのが繰り返す誤嚥性肺炎である。高齢社会のわが国では、患者の意思を尊重した治療方針も重要となり、advanced care planningも進めていかなければならず、課題は山積している。また、エビデンスの十分でない領域もあり、課題を明確にして臨床研究を推進する必要がある。本特集号は、実践的で、かつ今後重要とされる項目を取り上げ、各分野のエキスパートの先生方に解説をお願いした。実臨床でお役に立てる内容と自負している。