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緒方洪庵全集 第5巻 /適塾記念会緒方洪庵全 村田路人 尾﨑真理
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- 商品情報
- レビュー
≪商品情報≫
著者名:適塾記念会緒方洪庵全集編集委員会、村田路人、尾﨑真理
出版社名:大阪大学出版会
発行年月:2022年03月
判型:A5
ISBN:9784872597417
≪内容情報≫
第四巻に収録した箕作秋坪宛書状を除く全書状、適塾を津村東之町から過書町に移転させたときに要した諸費用を書き上げた帳面などの洪庵自筆文書、洪庵の署名がある除痘館関係文書、および附録として「適塾姓名録」を収録した。
【書状】洪庵の書状は特にその晩年期の業績や洪庵の思考を知る上で得がたいものである。本書では、現段階において確認できるすべての洪庵書状について、改めて原物(原物の鮮明な写真等含む)を確認し、釈文および註を作成した。本書に収録した洪庵書状の宛先は全八八人、書状の数は計二四八通にのぼる。第四巻に収録済みのものも含めると、全三一七通となる。そのうち『緒方洪庵のてがみ』に収録されたものは二六九通であるので、未収録のものは約五〇通となる。ただし、第四巻と異なり、本巻では原物確認が不可能なものが多いため、同じ書状のものと確定できない限りは書状の別紙や封筒も別々に収録した。
史料を正しく解釈するには、史料の内容のみならず、史料の形態や料紙の状態などの情報が重要な手がかりとなる。そのため本書では、釈文の掲載にあたって、原物の元の状態をできるだけ正しく認識できるようにするために、書状が封入されている封筒や包紙などの表面、裏面もすべて掲載した。また、宛先の人物ごとにその人物の経歴・事績や洪庵との関係、各書状の内容などの概要を記した解説を付した。さらに、書状に登場する生薬についても詳細に解説し、洪庵の医療への取り組みを推察した。
【その他文書】「A 洪庵・適塾関係文書」と「B 除痘館関係文書」に分かれる。収録史料は先学によってすでに紹介されて
いるものが多いが、本書掲載にあたってはすべての史料に註を付し、原本や写真の確認が可能なものについては改めて校訂を行った。
【(附)適塾姓名録】 天保九年(一八三八)四月、緒方洪庵は大坂の瓦町に適塾を開いた。その後、適塾生が増え手狭になったため、弘化二年(一八四五)十二月、過書町の町屋を購入して、そこで適塾(現大阪市中央区北浜三-三-八に所在)を運営した。その前年の正月から、「適々斎塾姓名録」(以下、「姓名録」) と題する適塾の入門帳の記帳が始まった。
この「姓名録」は、もともと緒方家で所蔵されていたが、現在は日本学士院が所蔵する。また、複製版が刊行され、適塾のほか国会図書館や大学図書館などの国内の図書館に配架されている。しかし、この複製版には貼紙・紙片が反映されておらず、
付紙が糊付けされている位置についても本来の場所と異
なっている箇所が少なくない。
本書の刊行にあたり、可能な限り原本に忠実に「姓名録」の翻刻を行い、釈文には付紙なども反映させた。さらに釈文の後に掲載した貼紙と紙片の解説では、貼紙下の署名などの翻刻を行った。これにより、「姓名録」の複製版では判明しなかった
新たな事実が浮かび上がってきたと言えよう。
著者名:適塾記念会緒方洪庵全集編集委員会、村田路人、尾﨑真理
出版社名:大阪大学出版会
発行年月:2022年03月
判型:A5
ISBN:9784872597417
≪内容情報≫
第四巻に収録した箕作秋坪宛書状を除く全書状、適塾を津村東之町から過書町に移転させたときに要した諸費用を書き上げた帳面などの洪庵自筆文書、洪庵の署名がある除痘館関係文書、および附録として「適塾姓名録」を収録した。
【書状】洪庵の書状は特にその晩年期の業績や洪庵の思考を知る上で得がたいものである。本書では、現段階において確認できるすべての洪庵書状について、改めて原物(原物の鮮明な写真等含む)を確認し、釈文および註を作成した。本書に収録した洪庵書状の宛先は全八八人、書状の数は計二四八通にのぼる。第四巻に収録済みのものも含めると、全三一七通となる。そのうち『緒方洪庵のてがみ』に収録されたものは二六九通であるので、未収録のものは約五〇通となる。ただし、第四巻と異なり、本巻では原物確認が不可能なものが多いため、同じ書状のものと確定できない限りは書状の別紙や封筒も別々に収録した。
史料を正しく解釈するには、史料の内容のみならず、史料の形態や料紙の状態などの情報が重要な手がかりとなる。そのため本書では、釈文の掲載にあたって、原物の元の状態をできるだけ正しく認識できるようにするために、書状が封入されている封筒や包紙などの表面、裏面もすべて掲載した。また、宛先の人物ごとにその人物の経歴・事績や洪庵との関係、各書状の内容などの概要を記した解説を付した。さらに、書状に登場する生薬についても詳細に解説し、洪庵の医療への取り組みを推察した。
【その他文書】「A 洪庵・適塾関係文書」と「B 除痘館関係文書」に分かれる。収録史料は先学によってすでに紹介されて
いるものが多いが、本書掲載にあたってはすべての史料に註を付し、原本や写真の確認が可能なものについては改めて校訂を行った。
【(附)適塾姓名録】 天保九年(一八三八)四月、緒方洪庵は大坂の瓦町に適塾を開いた。その後、適塾生が増え手狭になったため、弘化二年(一八四五)十二月、過書町の町屋を購入して、そこで適塾(現大阪市中央区北浜三-三-八に所在)を運営した。その前年の正月から、「適々斎塾姓名録」(以下、「姓名録」) と題する適塾の入門帳の記帳が始まった。
この「姓名録」は、もともと緒方家で所蔵されていたが、現在は日本学士院が所蔵する。また、複製版が刊行され、適塾のほか国会図書館や大学図書館などの国内の図書館に配架されている。しかし、この複製版には貼紙・紙片が反映されておらず、
付紙が糊付けされている位置についても本来の場所と異
なっている箇所が少なくない。
本書の刊行にあたり、可能な限り原本に忠実に「姓名録」の翻刻を行い、釈文には付紙なども反映させた。さらに釈文の後に掲載した貼紙と紙片の解説では、貼紙下の署名などの翻刻を行った。これにより、「姓名録」の複製版では判明しなかった
新たな事実が浮かび上がってきたと言えよう。