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空間論 存在への奇跡 われわれはどこから生まれてきたのか、生まれてきた結果のこの空間とは何か /身軽村若愚

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≪商品情報≫

著者名:身軽村若愚
出版社名:迫真社
発行年月:2021年11月
判型:A5
ISBN:9784991204913


≪内容情報≫

おだやかに降りそそぐ春の光は、人を悦ばせる反面、謎を秘めた存在でもあった。1887年、アメリカのアルバート・マイケルソンは一瞬にして走りぬける光の速さをとらえようとしていた。2つの同じ波を重ねて少しずつずらしてゆくと、波の山と谷が重なるところで弱い波になり、更にずらしてゆくと、また強くなる。マイケルソンはこの現象を利用し極めて精密な測定装置をこしらえた。
川面にできる波の進行速さは、川の流れ方向で違いがある。空間で光を伝える媒質として「エーテル」と呼ばれていたが、光もまたエーテルの流れ方向によって光速は異なるに違いない。この相対速度を検出しようとした。
地球は太陽の周りをおよそ毎秒30キロメートルで公転運動をしている。すると地球上に固定された実験室の装置はまた相当分の光の相対速度を観測するに違いない。ところが、マイケルソンの装置による測定(マイケルソン=モーレイ実験)では、それを観測しえなかった。ほんのちょっとだけしか…。この少しの違いは実験誤差であると考え、装置の運動方向によらず光速は不変だったと報告された。早耳で鳴らしたアインシュタインはこれを聞いて「どんな場合も光速は不変である」と決めてしまった。この前提から生まれてきたのは幾つもの矛盾を抱える相対性理論だった。現在においても正しいとされている。
本書著者は、光がなぜ相対速度を見せないのか、どんな運動をしている誰にとっても光速は一定不変である、というのは本当なのか、この疑問に迫り、ついに光のエーテルとは何であるかを解き明かす。最先端を走る科学者たちにとって、これを見逃すことは到底できないであろう。
ある一人の著者がこの難解な矛盾を解決しようと挑み、ついに探り当て、自然の本性をつかみ取った。その経緯が示されている。先人たちの知恵を借りて、苦難を乗り越えて得た真の実話である。
第1章で先人たちの業績に励まされ、第2章で迷路に嵌った経緯を念頭に、第3章から独自の考慮を始める。矛盾の原因を除外し、確かな根拠と事実を補充する。
第4章でついに得られた光速の法則こそは、自然が人に明かした至高の真実であろう。これは相対性理論が説明することと著しく異なっていた。第5章において、前章で得られた新しい自然法則の下に、実際のいくつかの実験を試みつつ物理学の少し先まで考えてみている。
第6章では、なぜこれまで相対論が支持され、一歩も先へ進むことがなかったのか、人類のいかんともし難い滅びへの本質へ導かれる。
第7章では現代に横たわる謎について意見を述べ、第8章で宇宙の総論的な考査をしてみている。読者のかたそれぞれがなさってみられるとよい。
第9章は4章に言う自然法則を論文としてまとめてある。

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