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『太平記』をとらえる 第2巻/『太平記』国際研究集会
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『太平記』国際研究集会
笠間書院
ISBN:4305707624/9784305707628
発売日:2015年10月
【内容紹介】
『太平記』は、南北朝期の四十年に及ぶ戦乱をともかくも描ききった、文字どおり希有の書である。しかし、四十巻という膨大な分量をもつことや、これに取り組む研究者が少ないことなどから、依然として基本的な部分での研究課題を積み残している。
『太平記』研究になお残る課題を少しずつでも解明することをめざし、『『太平記』をとらえる』を全三巻で刊行する。本書はその第二巻である。
第二巻は、第一章「『太平記』における説話の淵源と機能」、第二章「『太平記』に描かれた「歴史」」、第三章「神田本『太平記』―本文の探求―」の三章を設け、六篇の論文と四篇のコラムを収録。執筆は、張 静宇/森田貴之/佐伯真一/金木利憲/北村昌幸/長坂成行/大坪亮介/小秋元段/和田琢磨/大森北義。巻末には六篇の論文の英語・中国語・韓国語の要旨も収載。「二〇一四年度『太平記』研究国際集会」での研究発表をもとにした論集です。
【例えば『太平記』研究では、表現の基底や挿入説話の典拠に依然不明な問題が多く残されている。また、同時代の争乱を描いた『太平記』は、眼前の情報をどのように収集し、記事化していったのか。これらの問題を明らかにすることは、『太平記』の成立論・作者論に新たな局面をもたらすことになるだろう。諸本研究にも課題は多く残されている。古態とされる伝本を再吟味することによって、私たちの『太平記』のイメージは少なからず修正を迫られるはずだ。加えて、これらとはやや次元を異にする問題であるが、国際化・情報化の進む研究環境のなかで、国内外の研究者がどうネットワークを構築し、課題を共有して解決に導くかについても、考えてゆかなければならない時期にさしかかっている。こうした様々な課題に少しずつ挑むことにより、つぎの時代の研究基盤を準備したいというのが、本シリーズのねらいである。】
笠間書院
ISBN:4305707624/9784305707628
発売日:2015年10月
【内容紹介】
『太平記』は、南北朝期の四十年に及ぶ戦乱をともかくも描ききった、文字どおり希有の書である。しかし、四十巻という膨大な分量をもつことや、これに取り組む研究者が少ないことなどから、依然として基本的な部分での研究課題を積み残している。
『太平記』研究になお残る課題を少しずつでも解明することをめざし、『『太平記』をとらえる』を全三巻で刊行する。本書はその第二巻である。
第二巻は、第一章「『太平記』における説話の淵源と機能」、第二章「『太平記』に描かれた「歴史」」、第三章「神田本『太平記』―本文の探求―」の三章を設け、六篇の論文と四篇のコラムを収録。執筆は、張 静宇/森田貴之/佐伯真一/金木利憲/北村昌幸/長坂成行/大坪亮介/小秋元段/和田琢磨/大森北義。巻末には六篇の論文の英語・中国語・韓国語の要旨も収載。「二〇一四年度『太平記』研究国際集会」での研究発表をもとにした論集です。
【例えば『太平記』研究では、表現の基底や挿入説話の典拠に依然不明な問題が多く残されている。また、同時代の争乱を描いた『太平記』は、眼前の情報をどのように収集し、記事化していったのか。これらの問題を明らかにすることは、『太平記』の成立論・作者論に新たな局面をもたらすことになるだろう。諸本研究にも課題は多く残されている。古態とされる伝本を再吟味することによって、私たちの『太平記』のイメージは少なからず修正を迫られるはずだ。加えて、これらとはやや次元を異にする問題であるが、国際化・情報化の進む研究環境のなかで、国内外の研究者がどうネットワークを構築し、課題を共有して解決に導くかについても、考えてゆかなければならない時期にさしかかっている。こうした様々な課題に少しずつ挑むことにより、つぎの時代の研究基盤を準備したいというのが、本シリーズのねらいである。】
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。


