12/30 時点_ポイント最大4倍

なぜ・どうして種の数は増えるのか ガラパゴスのダーウィンフィンチ/PeterR.Grant/B.RosemaryGrant

販売価格
3,520
(税込)
送料無料
出荷目安:
1~3日で発送予定
たまるdポイント(通常) 32

+キャンペーンポイント(期間・用途限定) 最大3倍

※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。

表示倍率は各キャンペーンの適用条件を全て満たした場合の最大倍率です。
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
dカードでお支払ならポイント3倍

  • 商品情報
  • レビュー
PeterR.GrantB.RosemaryGrant巌佐庸
共立出版
ISBN:4320057848/9784320057845
発売日:2017年01月



【内容紹介】
地球上には150万もの種が生息するが、これら多数の種はどのようにつくられたのだろうか。ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は、1973年以来40年もかけてこの問いに迫ってきた。その精力的な研究の成果が、32頁におよぶ鮮やかな口絵写真とともに本書にまとめられている。研究対象となったのは、南太平洋のガラパゴス諸島に生息する一群の鳥、ダーウィンフィンチである。

本書では、種分化にかかわる数多くのプロセスが一つ一つ検討され、ダーウィンフィンチの長期野外研究の結果に基づいて検証されていく。たとえば以下のようなものだ。
・何年かに一度、急激に変化する自然環境下で、自然淘汰によりフィンチの嘴の形態とサイズが急速に進化することを、自然淘汰のはたらく条件や原因も含めて詳細に実証した。
・子どもは父親からさえずりを学習する。これは雌による配偶者選択にはたらく。結果、種間の交雑を避けることになり、生殖隔離機構として重要な意味をもつ。また、学習の相手を間違えることで異なる種の間での交雑が生じる。これは鳥類では一般的なことらしい。
・交雑は結構頻繁に生じていて、雑種形成による遺伝子浸透のため種間の区別が消失してしまうこともある。そうでない場合には、交雑は形質の遺伝的なばらつきを増やして自然淘汰がはたらきやすくし、環境への素早い適応的進化をもたらす。

翻訳出版にあたり、グラント夫妻から寄せられた日本語版へのあとがきには、ガラパゴスのダーウィンフィンチのすべての種について、全ゲノムが解読されてわかったことや最近のフィールド調査の成果など、本書を出版した後の研究の進展が書かれている。この分野の研究の進展についての興奮を読者に伝えたいという著者達の意気込みが伝わる。
(ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は、2009年に、基礎科学部門における第25回京都賞を共同受賞している。進化生物学や生態学、動物行動学といったいわゆるマクロ生物学では、京都賞が最高の権威をもつ)

長期にわたる野外研究の重要性とともに、他方でゲノム研究や発生の分子生物学、学習などの進歩と、生態学や動物行動学、地理学などとが結びつくことによって生命現象が深く理解されうることが、本書により実感できるだろう。

「原著 How and Why Species Multiply The Radiation of Darwin's Finches. Princeton University Press.」

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

なぜ・どうして種の数は増えるのか ガラパゴスのダーウィンフィンチ/PeterR.Grant/B.RosemaryGrantのレビュー

投稿されたレビューは0件です。

この商品のカテゴリ

同カテゴリのおすすめ商品

別カテゴリのおすすめ商品

ふるさと納税百選のおすすめ返礼品