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シェイクスピアとの往還 日本シェイクスピア協会創立六〇周年記念論集/日本シェイクスピア協会

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日本シェイクスピア協会
研究社
ISBN:4327472379/9784327472375
発売日:2021年10月



【内容紹介】
日本のシェイクスピア研究の最前線

1961年に創立され、今年で創立60年を迎える日本シェイクスピア協会の最新論文集です。ベテランから若手までの12名の寄稿者を迎え、シェイクスピアを中心とするエリザベス朝演劇や、シェイクスピアの日本での受容や翻案までを論じています。「還暦」を迎えた同協会は、シェイクスピアとの対話と往還を長年続けてきましたが、この新しい論集でも、丁寧なテクスト読解を堅持しながら、シェイクスピアとの「往還」の新しいかたちを提案しています。

(目次)
I
杉浦裕子 "Hark、 who is't that knocks?"
――『オセロー』四幕三場のノックの音についての一考察
松田幸子 「母とは呼べない、もはや墓場だ」
――『マクベス』と死せるスコットランド
前原澄子 『お気に召すまま』における修辞のパロディ
五十嵐博久 『尺には尺を』における権力とエクイティ
篠崎 実 「嘆かわしい一幕」
――『リチャード二世』検閲説をめぐって
森祐希子 植物誌・園芸書と『リチャード二世』の庭
鶴田 学 イングランド中部地方から読み解く『ジョン王』

II
佐野隆弥 シェイクスピアを諷刺する
――パルナッソス劇と世紀転換期の諷刺文化
河合祥一郎 シェイクスピア初期版本の話者表示(speech-prefix)
英 知明 ある詩人のファースト・フォリオ
―― 一七世紀の旧蔵本
内丸公平 シェイクスピアを教える夏目漱石
――「マクベスの幽霊に就て」から「坪内博士と『ハムレット』」へ
川野真樹子 二人の「オフィーリア」
――堀正旗『ハムレツト現代に生きなば』(一九三〇)における女性像

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