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1から始めるJuliaプログラミング/進藤裕之/佐藤建太

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進藤裕之佐藤建太
コロナ社
ISBN:433902905X/9784339029055
発売日:2020年04月



【内容紹介】
「Pythonのように書けて、Cのように動く」新しいプログラミング言語Juliaの基本的な文法や使い方から、実践的な内容として、標準ライブラリには含まれない数値計算やデータの可視化などのパッケージの活用まで解説する。

◆対象者◆
* Juliaに興味を持ち、初めて触れるプログラミング学習者
* 科学技術計算を高速かつ手軽に行いたい学生や研究者

◆書籍の特徴◆
Juliaは2012年に開発版が公開され、2018年に安定版のバージョン1.0がリリースされた新しいプログラミング言語である。JuliaはPythonやRなどのスクリプト言語のように手軽に使用できながら、Cなどの高速なプログラミング言語にも匹敵する実行速度をもち、科学技術計算分野を中心に大きな注目を集めている。2019年には、米国の工業・応用数学に関する学会であるSIAM(Society for Industrial and Applied Mathematics)が4年ごとに選ぶJ. H. Wilkinson賞をJulia開発者らが受賞し、英国の科学誌NatureではJuliaの特集記事も組まれた。Juliaのダウンロード数も同年大きく数を伸ばし、人気は今後も高まっていくものと考えられる。

このように欧米ではJuliaが注目を集め、関連書籍が多数出版されている一方で、2020年初めの時点では、日本語で書かれたJuliaの書籍はほとんど出版されておらず、インターネット上でもJuliaを体系的に解説する日本語の資料は見つからない。本書は、Juliaを最初期から使用してきた二人の著者による、Julia初学者に向けた解説書である。内容はJuliaの初歩から実践的なテクニックまでをコンパクトにまとめている。まず1章でJuliaのセットアップと実行の仕方を説明し、2章では基本構文を始めとして、関数・データ型・メタプログラミング・パッケージなど、基礎的な言語機能を解説する。3章では、線形代数・入出力・PythonやRとの連携・可視化など、ライブラリの実用的な使い方を見る。最後の4章では、Juliaのプログラムを高速化するのに必要なプロファイリングの方法と最適化のポイントを確認する。

本書を読むに当たり、初歩的なコンピュータ操作の知識があれば十分ではあるが、PythonやMATLABなど、他のプログラミング言語の知識があれば大いに役立つだろう。特にMATLABやGNU Octaveとは構文的に共通する部分が多いので、Juliaの習得にかかるコストは低くなる。プログラミング学習者は、自分の使うプログラミング言語の不足を補うために本書を通じてJuliaを学習すると良いだろう。また、数値計算や機械学習などの科学技術計算を高速かつ手軽に行いたいと考えている学生や研究者には是非ともJuliaを試してほしい。本書はそのような読者にも大いに役立つと信じている。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

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