確率の出現/イアン・ハッキング/広田すみれ/森元良太

イアン・ハッキング広田すみれ森元良太
慶應義塾大学出版会
ISBN：4766421035/9784766421033
発売日:2013年12月

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【内容紹介】
イアン・ハッキングの出世作、待望の邦訳!

▼科学史家・科学哲学者として高名な著者が、統計的推論(確率論)の考え方がどのように起こり広まったかを歴史的に説きおこした、学界への出世作(Ian Hacking、 Emergence of Probability、 Cambridge University Press、 1975; 2nd ed.、 2006)の待望の翻訳である。
▼該博な著者の、古代から現代にわたる歴史や思想史への守備範囲の広さへの敬遠ゆえか長く訳されなかったが、「思想としての確率、その科学論的な観点からの歴史、確率の社会的影響」といったテーマに火をつけた1冊として、近年では日本でも注目された経済啓蒙書でも数多く引用されるなど、高く評価されてきた。
▼「確率」に関する今なお続く論争(主観確率やベイズ統計学をどう位置づけるか、など)の起源と系譜を整理した重要な研究文献でありながら、科学哲学、統計学史、科学史、意思決定論、経済理論、経済学史、保険学など幅広い分野の専門家のみならず、これらの分野に関心のあるビジネスパーソンにも読みやすい読み物となっている。