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朝鮮中近世の公文書と国家 変革期の任命文書をめぐって/川西裕也
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川西裕也
九州大学出版会
九州大学人文学叢書 5
ISBN:4798501220/9784798501222
発売日:2014年03月
【内容紹介】
朝鮮中近世(おおむね高麗・朝鮮時代に相当/10世紀初から19世紀末)における重大な変革期のひとつとして、高麗が事元(モンゴルへの藩属)した13世紀半ばから、朝鮮王朝の基礎が整えられる15世紀初までの期間が挙げられる。「高麗事元期」「朝鮮初期」と称されるこの時期には、王氏高麗から李氏朝鮮への易姓革命が起こり、政治・社会・文化の各方面で深甚な変化が生じている。この影響は、当然、文書制度にも及んでおり、文書の有する様々な要素が大きく変貌を遂げた。このように、高麗事元期から朝鮮初期にいたる約二百年間は、朝鮮古文書の画期をなす重要な時期であるが、史料の制約からか、既往の研究では、この時期の文書に対する理解がそれほど深められてこなかった。
こうした朝鮮古文書学の研究状況に鑑み、本書では高麗事元期から朝鮮初期の任命文書をとりあげ、文書の性格を理解する上で最も基礎的な要素である、体系・体式・機能について検討することにした。任命文書は、他の種類の文書に比べて事例数が多く、通時的研究に格好の対象である。また、任命文書は王命のもとに作成・発給されるため、その文面は、王朝政府の権力関係や王の権威、為政者の政治思想をよく反映している。それゆえ、史料が少なく不明な部分が多い、当該時期の国家の制度や思想を考察する上で、非常に貴重な材料となるのである。
本書では、上に述べた問題関心のもと、高麗事元期から朝鮮初期における任命文書の体系・体式・機能を、新たな史料と分析方法に基づいて可能な限り深く掘り下げ、それによって、朝鮮中近世の任命文書制度の歴史的変遷を展望することを試みる。加えて、東アジア諸勢力(元・明・女真)との関係にも注意を払いつつ、当該時期における高麗・朝鮮王朝の制度や思想の解明に取り組むことにしたい。
九州大学出版会
九州大学人文学叢書 5
ISBN:4798501220/9784798501222
発売日:2014年03月
【内容紹介】
朝鮮中近世(おおむね高麗・朝鮮時代に相当/10世紀初から19世紀末)における重大な変革期のひとつとして、高麗が事元(モンゴルへの藩属)した13世紀半ばから、朝鮮王朝の基礎が整えられる15世紀初までの期間が挙げられる。「高麗事元期」「朝鮮初期」と称されるこの時期には、王氏高麗から李氏朝鮮への易姓革命が起こり、政治・社会・文化の各方面で深甚な変化が生じている。この影響は、当然、文書制度にも及んでおり、文書の有する様々な要素が大きく変貌を遂げた。このように、高麗事元期から朝鮮初期にいたる約二百年間は、朝鮮古文書の画期をなす重要な時期であるが、史料の制約からか、既往の研究では、この時期の文書に対する理解がそれほど深められてこなかった。
こうした朝鮮古文書学の研究状況に鑑み、本書では高麗事元期から朝鮮初期の任命文書をとりあげ、文書の性格を理解する上で最も基礎的な要素である、体系・体式・機能について検討することにした。任命文書は、他の種類の文書に比べて事例数が多く、通時的研究に格好の対象である。また、任命文書は王命のもとに作成・発給されるため、その文面は、王朝政府の権力関係や王の権威、為政者の政治思想をよく反映している。それゆえ、史料が少なく不明な部分が多い、当該時期の国家の制度や思想を考察する上で、非常に貴重な材料となるのである。
本書では、上に述べた問題関心のもと、高麗事元期から朝鮮初期における任命文書の体系・体式・機能を、新たな史料と分析方法に基づいて可能な限り深く掘り下げ、それによって、朝鮮中近世の任命文書制度の歴史的変遷を展望することを試みる。加えて、東アジア諸勢力(元・明・女真)との関係にも注意を払いつつ、当該時期における高麗・朝鮮王朝の制度や思想の解明に取り組むことにしたい。
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