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最澄に秘められた古寺の謎 伝教大師と辿る比叡山と天台宗/山折哲雄
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- 商品情報
- レビュー
山折哲雄
ウェッジ
ISBN:4863102453/9784863102453
発売日:2021年12月
【内容紹介】
2021年は伝教大師(最澄)が没後1200年を迎えることにあわせ、最澄と彼が開いた比叡山(天台宗)にふたたび注目が集まっている。本書ではまず最澄の生涯をたどり、あわせて比叡山や最澄ゆかりの全国の古寺社20を紹介。さらには、最澄の著作や彼の後継となった天台の高僧たちの系譜をもたどることで、日本仏教の母胎となった最澄と天台仏教の魅力を再発見する。
【滋賀】日本の天台宗の総本山「比叡山延暦寺」
【京都】最澄も空海も修行した「神護寺」
【福岡】入唐求法の旅をひかえ滞在した「竈門山寺」
【群馬】東国教化の拠点「浄法寺」etc.
「はじめに」より――
七世紀。この国は、奈良の地を中心に国造りが始まる。聖徳太子が法隆寺を建て、八世紀に入ると聖武天皇が東大寺をつくっている。豪族が割拠し、内乱が頻発するなか、その統一をはかるため大陸から仏教が導入されたのだ。
延暦十三年(七九四)、桓武天皇は都を京都に移し、国家の再編・強化をはかる。その先陣パイロットに選ばれたのが近江出身の最澄(のちの伝教大師)だった。彼はいち早く正式の留学僧として中国に渡り、最新の仏教知識と文物をもたらす。そして修行道場の根拠地として比叡山を定めた。この国の政治に新しい魂を吹き込むことが桓武天皇の願いだったからだ。
日本はまだ黎明期にまどろんでいた。ところがそれ以来、実に千二百年、今年は未曾有のコロナ禍のなか開祖伝教大師(七六六~八二二年)の大遠忌を迎えた。この比叡山天台宗の法灯をこれから後世にどのように伝えていくのか、重大な岐路に立たされていると言っていいだろう。
ウェッジ
ISBN:4863102453/9784863102453
発売日:2021年12月
【内容紹介】
2021年は伝教大師(最澄)が没後1200年を迎えることにあわせ、最澄と彼が開いた比叡山(天台宗)にふたたび注目が集まっている。本書ではまず最澄の生涯をたどり、あわせて比叡山や最澄ゆかりの全国の古寺社20を紹介。さらには、最澄の著作や彼の後継となった天台の高僧たちの系譜をもたどることで、日本仏教の母胎となった最澄と天台仏教の魅力を再発見する。
【滋賀】日本の天台宗の総本山「比叡山延暦寺」
【京都】最澄も空海も修行した「神護寺」
【福岡】入唐求法の旅をひかえ滞在した「竈門山寺」
【群馬】東国教化の拠点「浄法寺」etc.
「はじめに」より――
七世紀。この国は、奈良の地を中心に国造りが始まる。聖徳太子が法隆寺を建て、八世紀に入ると聖武天皇が東大寺をつくっている。豪族が割拠し、内乱が頻発するなか、その統一をはかるため大陸から仏教が導入されたのだ。
延暦十三年(七九四)、桓武天皇は都を京都に移し、国家の再編・強化をはかる。その先陣パイロットに選ばれたのが近江出身の最澄(のちの伝教大師)だった。彼はいち早く正式の留学僧として中国に渡り、最新の仏教知識と文物をもたらす。そして修行道場の根拠地として比叡山を定めた。この国の政治に新しい魂を吹き込むことが桓武天皇の願いだったからだ。
日本はまだ黎明期にまどろんでいた。ところがそれ以来、実に千二百年、今年は未曾有のコロナ禍のなか開祖伝教大師(七六六~八二二年)の大遠忌を迎えた。この比叡山天台宗の法灯をこれから後世にどのように伝えていくのか、重大な岐路に立たされていると言っていいだろう。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。


